※写真は事務所の外観です。
税理士登録に向けて
公認会計士の資格を持っていると税理士登録ができます。
今までは監査法人で勤務していて公認会計士業務だけ行っていたので、公認会計士登録しかしていませんでしたが、
開業後に税理士業務を行うにあたって、税理士登録をしました。
独立する前に税理士登録を行いたかったため、書類準備を2021年5月に始めて、最終的に登録が完了したのが2021年9月末。
税理士登録に約4ヶ月を要しました。
税理士登録にあたっては提出書類が多く、税理士会で内容の確認がしっかり行われました。
税理士としての登録を悪用されることがないように、入り口である登録時の審査を厳しくしているようです。
税理士登録の申請書類には、事務所の住所を明記する必要があります。
監査法人の繁忙期は4月中旬から5月中旬なので、
業務が落ち着いてくる5月の繁忙期明けあたりから、事務所を探しました。
事務所の形態をどうするか
事務所の形態をどうするか、自宅、レンタルオフィス、マンション、オフィスビルのいずれかのパターンが考えられます。
それぞれのメリットデメリットを考えてみました。
自宅 | レンタルオフィス | |
メリット | ・安い(費用がほとんどかからない) ・すぐに始められる ・通勤時間がない | ・安い(マンション、賃貸オフィスと比べて) ・駅前等の好立地である場合が多い |
デメリット | ・公私の区別が難しい ・自宅住所が公表される ・顧客から敬遠される場合がある | ・狭い ・セキュリティが弱い場合がある |
賃貸マンション | オフィスビル | |
メリット | ・キレイな物件が多い。 ・安い物件もある | ・人を呼びやすい ・従業員を雇いやすい ・信用を得やすい |
デメリット | ・高い(家賃、共益費等がかかる) ・事務所不可の場合がある ・風呂、トイレが付いていることが多く掃除が必要 | ・高い(家賃、共益費等がかかる) ・入居審査が厳しい |
自宅は一番コストがかからないのですが、私の場合、子ども二人が家にいる時間は仕事に集中することが難しいため選択肢から外しました。
次に賃貸マンションを検討しましたが、事務所として利用可能である条件の合う物件を見つけられませんでした。
レンタルオフィスも考えましたが、自宅近くに条件の合うものがありませんでした。
そのような経緯で、最終的にオフィスビルを借りることになりました。
家賃は周辺の賃貸マンションより高くなりましたが、オートロックでセキュリティがしっかりしており、駅からほど良い距離だったことが決め手でした。
また、私の事務所のあるオフィスビルは、築年数こそ経っていますが、トイレは共用スペースに男女それぞれあり、ごみ捨ては事業用のごみ袋を使うことなくごみを出すことができます。(これらの費用はすべて管理費に含まれています。)
事務所の申し込み
私は事務所を5月31日に申し込み、その後、入居審査に入りました。
契約するためには連帯保証人が必要で、連帯保証人は弟にお願いしました。
また、審査を進めていく中で、自身の事業計画を出す必要がありました。
監査法人勤務時はクライアントの事業計画を何度も検証していましたが、いざ自分で作成するとなると難しかったです。
事業計画を提出後、無事に審査が完了して、7月中旬から事務所を借りることができました。
6月には日本政策金融公庫から創業融資を受けました。創業融資を受けた時も事業計画を作成しました。
(創業融資の話はまた別の機会にブログで書こうと思います。)
事務所を無事に借りることができましたが、
その後、千葉県税理士会に提出する書類集めに苦労することとなりました。
(次回に続く)
編集後記
昨日は公認会計士試験の合格発表日でした。
私の時の合格発表から12年が経ちますが、合格発表時の興奮を今でも覚えています。(就職活動が大変でしたが…)
また、昨日は私の誕生日でした。
毎年合格発表日が自分の誕生日と重なるか近くになります。
下の息子は寝てしまいましたが、
食後に妻と娘に祝ってもらった後に誕生日ケーキを食べました。
(残念ながらケーキの写真を撮り忘れてしまいました。)